サキシマハマボウ/Thespesia populnea
 科名属名学名 アオイ科・Thespesia populnea               
 タイ名 โพทะเล(ポー・タレー)          *ポー=菩提樹+タレー=海  ⇒海岸菩提樹の意。
 その他名称 英名Portia tree           中国名ー黃槿
 原産地/分布 熱帯アジア海岸・インド洋太平洋の諸島など汎熱帯に分布 我が国では沖縄県先島に生育。
 用途など 木材として車両,造船,楽器,彫刻など。           *サムットプラーカーン県の県木。
       
花 
   
チェンマイ花博公園にて1月撮影  果実 熟果実
     
 幹  葉  

樹形等 高さ10~12mの常緑樹。   葉:単葉,互生。おおきな三角状心臓形。
花・果実 花:淡黄色,筒型。 
       果実:乾果。扁球形5室。黒熟して木質化。不開裂。 種子:毛有り。耐水性強。各室1個計5個。
花期 通年開花(2~5月に開花旺盛)。花は朝方に淡黄色に開花し夕刻には赤紫色で萎む。
 
名称 タイ名ポータレ-は、葉の形がインド菩提樹(ポー)の葉に類似し,海岸(タレー)によく植生することから,海岸菩提樹の意である。何ともタイらしい名称である。種小名のpopulneaはポプラ(ヤナギ科)を意味するので,これは寒冷地の人の命名したものか?
* オオハマボウปอทะเล(ポー・タレー)とサキシマハマボウโพทะเล(ポー・タレー)のタイ名は,カタカナ訳すると同じですが,ポーปอ()とポーโพ()は綴り・発音とも異なり,全く別の意味の語彙です。
 
サムットプラーカーン県の県木 サムットプラーカーン県はバンコクの南に位置しタイ湾に面して海岸湿地が多くある。本県にはオオハマボウとともに本種はかなり自生していると思われる。
 
 雑感  チェンマイ花博公園を散策していたら何と目前に開花に出会った。多分,チェンマイで見られるのはこの1本だけと思われる。チェンマイでサキシマハマボウの開花を見られるとは思ってもいなかったので,何とも気分は晴れ晴れだった。

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