Pterospermum acerifolium / シロギリ
 科名属名学名 アオイ科 属 Pterospermum acerifolium          和別名 モミジバウラジロ
 タイ名 กรรณิการ์อินเดีย(カニカー・インディア)กะหนานปลิง(カナーン・プリン)
 諸名称 英名 Bayur Tree , サンスクリット名カニカラ
 原産地  インド,ビルマ,(タイ)
 用途など  木材(建築,床材),緑陰樹。香木。
   
 花 幼果実(熟して大型化し下垂)
   
チェンマイにて撮影  葉(超大型で裏面は白い)  幹

形・幹・葉  高さ30m常緑樹。   葉:単葉,互生。広倒卵形で葉縁は鈍鋸歯。裏面は白色で軟毛密。
花・果実 花:白黄色 花弁5,萼は筒状先端5裂で白色大型。芳香。 
       果実:さく果。長さ15cm5角形。裂開5片。 種子:長さ2.5~3.5cm長扁平。翼あり。多数。
花期  3~4月開花。
 
 木材  タイのHPでは,芯材は赤く美しいので,化粧板,床板に適していると記載あり。
 
 仏典の植物 南伝仏典の伝えるところ「過去28仏第19.スィダッタ仏はこの樹下(カニカラ)にて成道された」とある。仏典に記載のカニカラの候補にはもう1種インドヤコウボク( Nyctanthes arbortristis)も有力で2種が推定されている。
北伝仏典においても様々な場面に花の美しさと香り好さで登場している。梵語名カニカーラ,漢訳仏典名ー迦尼迦羅(かにから)である。
 
雑感 チェンマイ市内の寺院で見かけた画像の樹は,なかなかの大木で開花旺盛,芳香漂い,見事である。花は夜に開花多く、昼間は少なめであるが、開花期間は長い。葉は超大型で特徴的な形,葉裏は白い。葉をみれば判別は容易。

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