Sterculia foetida / ヤツデアオギリ
 科名属名学名 アオイ科ステルクリア属Sterculia foetida       
 タイ名 สำโรง(サムローン)ปอสำโรง(ポー・サムローン),ปอแดง(ポー・デーン) 
 その他名称 英名Great sterclia, Sterclia nut tree, Jawa olive  中国名ー掌叶苹婆・香苹婆
 原産地  東アフリカ・熱帯アジア・オーストラリア北部,海岸林。
 用途など 種子は可食(炒る),種子油(薬用,灯用),木材,
 
花 (雌花) 花(雌花)
   
 バンコク・シリキット公園にて撮影 雌雄花(中央雌花、両脇雄花) 花序
     
幼果実   熟果実   開裂果実
   
 開裂果実

 樹形等 高さ30m落葉木。幹通直・樹皮灰色平滑。
      葉:掌状複葉・互生。葉柄長。小葉7~9枚長さ10~15cm槍形。
 花・果実 花:雌雄異花異株又は同株。花径2~2.5cm、萼5暗紅色花弁無し。円錐花序。 
       果実:袋果。赤~黒色に熟して開く。異臭あり。種子:10~15個。油脂多い。
 花期  2~3月開花。果実は9~10月に熟。
 
 雌雄異花異株について 雌花は退化した雄蕊の上に乗っかるように咲いていた。和名アオギリ(Firmiana simplex)の雌雄花にほぼ同形である。なお、本種は雌雄異株とだけの記載が多いが、中国のサイトには同株ありと記載がある。上記掲載画像は同株であるから、雌雄異花同株ありである。
*幼果実が5連結状なのは雌蕊5本の合着(5数性)に起因していると思われる。*タイ本にはさく果状果実と記載。
なお、ピンポンノキは雌雄異花で雄花・雌花の説明だ。蕊を覆っている萼を外してこの目で確かめたい! 
 雑感 花博公園に数本植樹されていたので撮影した。チェンマイには少ない。果実はポーカーオ(Sterculia pexa )に似ていてなかなか印象的である。果実の匂いは嗅ぎ忘れ、果実は試食していないが、機会があれば、試食してみたい。


<画像追加>  
バンコク・チャトチャク公園に植栽の本種 果実が生っているのを見たことがない。全部雄株かも?
 

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