Mimusops elengi / ミサキノハナ
 科名属名学名 アカテツ科 属 Mimusops elengi
 タイ名 พิกุล(ピクン)                           タイ北部通称แก้ว(ケーオ)
 その他名称 英名Bullet wood   インドネシア名Tanjung,Bunga tanjung(ブンガ・タンジュン)  
 原産地 インド・スリランカ・ビルマ原産      熱帯アジアに広く分布。  タイ国内では広く植栽。
 用途など 果実は薬用。慶祝樹・吉兆樹・緑陰樹として植樹。     *ロッブリー県他の県木県花。
  
 開花
 
寺院境内にて撮影  花序
   
幼果実  熟果実  試食

樹形幹・葉 樹高15m常緑樹。極冠は横広がり。  葉:単葉,互生。倒卵形。全縁,波状。
花・果実 花:白色,1.5cm星型。先端が2裂した花弁8枚。芳香あり。果実:液果。1.5~3cm楕円形。種子1個。
花期 開花6~10月。果実は11~12月に赤熟。
 
和名由来  インドネシア名Bunga→花  tanjung→岬 ⇒ミサキ(岬)ノハナ。インドネシア名の意訳である。 
慶祝樹 国王の戴冠式の慶祝樹。繁栄長寿が適うという吉兆樹。
仏典の植物 「仏典の植物」満久には,ミサキノハナは梵語名ヴァクラ,漢訳仏典名 薄拘羅(ばくら)であるとされている。タイ名พิกุล(ピクン)は末子音にaを補うとヴィクラとなり,漢訳仏典名と同一語源だと思われる(未確認)。仏典に記載の場面は未確認。
 
試食 やや甘み酸味があるものの,苦くて渋い。食用部分少なく,美味しいものでは無い。
 
雑感 国王の戴冠式の慶祝樹である。チェンマイの市内の寺院,公園,公館,街路,,,至る所に広範に植樹されていて、植樹数はNo1ではないかと思う。地味で華やかさはないが、緑り豊かで落ち着きのある植物である。

ミサキノハナの並木(チェンマイの堀の周囲)。地味だが緑豊かな緑陰樹である。
 

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