タイ(チェンマイ)の植物について |
タイの位置 *チェンマイの位置 |
熱帯(tropics)とは,北回帰線(北緯23度26分)と南回帰線(南緯23度26分)に挟まれた地域帯と定義される。 タイの位置は北緯5〜21度にあるので、タイは全域が熱帯に位置する。 *チェンマイはタイ北部,北緯18.5度,海抜310m程の内陸盆地に位置している。 |
タイの気候 *チェンマイの気候 |
タイははケッペンの気候区分では(熱帯)サバナ気候に属する。 サバナ気候は雨季と乾季が明瞭に区分されるのが特徴である。 タイの気候は通常,乾期(11月〜2月),暑期(3月〜5月),雨季(6月〜10月)の三つに区分されるている。 *チェンマイの暑期(3〜5月)は非常に暑い。内陸性気候の特徴とも思われるが,とにかく暑い。 |
タイの植物相 *チェンマイの植物相 |
植物相は、大きくは熱帯季節風林であるが,高地・低地・乾地・湿地等により更に細区分される。一般的に常緑樹と落葉樹が混交する。 なお、タイ深南部の植物相はマレーシアに類似して熱帯雨林である。 *チェンマイは中国南端の横断山脈の南側の山地にあたることから,同じ地形内にある中国雲南省,ビルマ北部,ラオス北部とは共通する植物が多い。 |
タイの植栽植物区分 | タイの植栽植物に関しては、一般向けに市販されている書籍は下記の区分をタイトルにしたもの多い。当サイトもこの区分は繁用している。 |
○装飾樹:住宅の玄関や庭,街路,公園などを装飾する植物。 | |
○緑陰樹:庭園,街路,公園などで日陰をもたらす植物。 | |
○食用樹:果実の他に,花や葉も食用にされる。樹種は豊富で庭木でもある。 | |
○香木:芳香を放つ植物であり、好んで植樹される。 | |
○吉兆樹:縁起好しとされる植物である。植樹に際して曜日や位置も考慮される。 | |
○仏典の植物:仏教にゆかりのある植物で,寺院に限らず広く植樹されている。 | |
○蔓植物:住宅の装飾・緑陰に好んで多用される。 | |
○ハーブ(タイ名:サムンプライ):食用に多用され栽培は盛んである。 | |
○その他:黄花の咲く植物が好まれる。 | |
○外来種について:近年は世界中の熱帯地域や温帯地域からの外来種が非常な勢いで増加の一途を辿っている。また従来種も品種改良され,植栽植物種は多様化の一途である。外来種や交雑種・改良品種は、種名の特定が困難なことが多い。外来種は一般的にタイでは植物情報は少ない。 | |
当HPに掲載の植物 | 当HPは、タイ国チェンマイ(一部バンコク)を訪問の際に撮影した木本性植物及び蔓性植物を中心に私自身で撮影した植物画像を掲載ております。 |
表記・記載に関して | |
科名 | APG植物分類に拠っています。マメ科は更にジャケツイバラ亜科・ネムノキ亜科・マメ亜科に区分しました。 |
タイトル名 | 植物のタイトル名は,原則として 学名/和名にて表示しました。 和名は原則としてポピュラーと思われる和名をカタカナ表記しました。和名が判らなかった植物,又は無いと思われる植物は,タイ名のカタカナ表記、学名のカタカナ名等、適当に名称を付しました。 |
タイ名 | タイ名は,タイ文字(カタカナ)で表記しました。カタカナ転換は、二重子音はカタカナ2文字で、また末子音についてもカタカナ表示しました。講学上の観点から望ましいと思ったからです。 タイ名は1つの植物に複数あることが多く、また他種と錯綜していますのでご注意下さい。 タイ名の意味を適宜記載しましたが,これには諸説あるものと思われます。適当に参考にして下さい。 |
その他名 | 国や言語別の植物名称は名称の選択・表記ともに適当に記載しております。 |
*梵語名 | 当HPでは,南伝仏典の言語であるバーリ語の植物名と,漢訳仏典原本のサンスクリット語の植物名は,使い分ける必要がない限りは,併せて梵語名として記載しました。 |
植物情報等 | 文献やサイトによりバラつきが大きい情報(特に樹高)は,適当に記載しております。また花期はタイ国内の地域差や気象によりかなり幅があります。 |
その他 | タイ情報は私の拙いタイ語能力で解釈しましたので誤訳・間違いは相当あると思います。植物知識も素人でこれまた同様です。 当HPの記載文参考又は引用されるのは構いませんが御自身の責任で適当にお願いします。 |
参考文献 |
日本: 「新しい植物分類学T、U」(講談社)。熱帯植物要覧」(養賢堂)。「仏典の植物」(満久嵩麿)。その他。 タイ:タイにて市販の一般向け植物小冊子数冊。 「チェンマイ大学構内の植物」。その他数種。 *朝日新聞社・毎日新聞社関係の出版物は読んでおりません。 |
NET情報 |
掲載の植物情報は殆どをNetから検索入手したものです。 *多数の日本のサイトを参考にさせて頂いております。厚く御礼申し上げます。 海外のサイト(私が主として利用しているサイトです) 中国:「百度百科 baidu.com」、中国植物名は主として当サイトから引用。 インド:「Flowers of India」。 マレーシア:Wikipedia Bahasa Mekayu。インドネシア:Wikipedia bahasa Indonesia。 タイ:利用サイトは多数。 タイの植物サイトは多数あり内容はかなり充実しています。 タイのサイトは,掲載のタイ語名及び学名を検索Wordとして,「コピー・貼り付け」して検索されることをお薦めします。タイ文字が文字化けする場合,Windowsでは,Net画面で「表示」→「エンコード」→「タイ文字」クリックの対処で何とかなるかと思います |
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